この教科の内容はわりと研修などで聞く機会が多いですし、学校の特別支援関係の会議や分掌でも馴染みのある内容です。日常の学級経営の中でも考えることが多いものですので、他の教科からしたらやり易い内容かなと思い選びました。

「スクールカウンセリング」過去問

不登校を「文化の病」と捉えたのは誰か。

① 嘉嶋領子
② 香川克
③ 河合隼雄
④ 滝口俊子

これは知らなければわからない問題です。が、最低でもテキストを読んでいれば分かる問題です。もちろん答えは③です

教師とスクールカウンセラーとの連携について正しいものを一つ選べ。

① 教師とスクールカウンセラーは常に同じ視点から,児童・生徒を理解しなくてはならない。

② 業務の支障となるので,教師は自身の悩みを相談してはならない。

③ カウンセリングを受けている生徒に対しても,教師はそれまでと同様に関与を続けるべきである。

④ 守秘義務を負うので,児童・生徒から聞いたどのような情報も教師に伝えることは決してない。

特別悩む問題ではないですね。常に同じ視点ならスクールカウンセラーを置く意味はないです。②は最近特にその役割が大きくなってきているそうですよ。③はその通りですね。だから正解は③です。

「スクールカウンセラーに預けたからいいや!」なんていう先生はいないと思いますが、担任が関わらないと子どもが見放されたと思うわけです。④は、中には「死にたい!」などという深刻かつ緊急性のある情報をキャッチしたときなどは例外です。スクールカウンセラーは作戦参謀のように生かさないとダメなんです。ってこの前研修会で言ってました。そう考えると特別難しい問題ではないことがわかります。

学校で重大な事件・事故が起きた後の事について正しいものを一つ選べ。

① 外傷的体験について話すと記憶がよみがえって傷を深くするので,その話をしたがる生徒がいたときには話をさせないように配慮する。

② 緊急事態における児童・生徒への対応は専門的知識を持つ第三者によって行われるのが望ましいので,支援チームに一任すべきである。

③ 事故や災害などに一緒に遭遇した者同士でその体験を語り合うことが,心の傷の回復に役立つことが多い。

④ 幼少時の心の傷は,その後の人生に深刻な影響を及ぼすので,すべての子どもは一切の心的外傷的体験に遭うことがないように守られなくてはならない。

これはテキストにしっかり出ていました。過去に何度も出ている問題ですね。ピア・カウンセリングの視点で③でしょう。①は外傷的体験をした本人が自ら話すというケースではないのでしょう。この問題文からは第三者が話したがるととらえた方がよさそうですね。もし本人だとしたら、じっくり話を聞いてあげることが大切になります。

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不登校の子どもたちへの関わりについて正しいものを選べ。

① 児童・生徒が抱えている歴史を理解するために,必ず保護者から生育歴を聴き取る。
② 怠学傾向と見られがちな子どもたちにも,不登校の観点からの理解も試みる。
③ 不登校は家庭の状況と関連が深いので,いつでも家族関係に踏み込んだ指導を行う。
④ 教育相談担当がいつも中心となって,担任はそれを補う形で関わる。

②しかないね。いや、迷わないでしょう。歴史を理解する?成育歴?それを必ず聞く必要はないですよね。③は家族関係に踏み込むってどういうことでしょう。④は立場が逆転しています。上から目線ととらえられたくはないですが、これを間違える先生ってマズくないですかね。みなさん、どう思われます?

発達障害への関わりの三層構造について適当でないものを選べ。

① 「この子どもの障害はどのようなものなのか」ということへの的確な理解
② 「この子どもの障害を,今ここでどのようなテーマにするのが適切なのか」ということに関する判断
③ 「この子どもの行動特徴の中には,発達障害以外から来ている部分もある」という統合的な理解
④ 「この子どもの家族に障害をもつ人がいないか」という家族関係の理解

 適当でないものを選ぶから解きやすいですよね。④を理解してどうするんでしょうか。遺伝だからあきらめろということでしょうかね。

保護者への対応について正しいものを選べ。

① 保護者自身が育ちの中でつらい思いをしていたとしても,それらはすっかり忘れさられている場合が多い。

② 保護者への対応が難しいと学校が感じる場合には,混乱を避けるために担任に一本化して対応することが望ましい。

③ 保護者自身が子ども時代にいじめ被害にあった経験がある場合でも,大人になった今ではその影響が残っていることはほとんどない。

④ 保護者自身の子ども時代のつらい体験が,強い怒りのような形で現在の人間関係の中で現れてくる場合がある。

これは④です。①のような人生なら気楽でいいですよね。②は担任が抱え込むことが問題視されているので真逆です。チームで対応しましょう。③もあり得ませんね。心の傷は一生ものです。④は無意識的に表出していることもあるので正解です。テキストにも書いてありました。なので、読んでいれば分かる問題です。

保育カウンセラーの業務について適当でないものを選べ。

① 幼稚園の保護者の個別相談に応じ,専門的支援を行う。
② 地域の保護者の個別相談に応じ,専門的支援を行う。
③ 幼稚園で園児の問題行動のみに注目し,専門的支援を行う。
④ 幼稚園で幼児の行動観察をもとに,専門的支援を行う。

ちゃんとテキストを読んでいないと自信をもって答えられない問題です。が、選択肢の内容から③が怪しいとは思いますよね。「問題行動のみ」に注目っていう考え方が教育現場に合わないように思います。それで、テキスト等を見直して保育カウンセラーの役割を確認すると、やっぱり③ですね。ちなみに、地域の子育て支援でも重要な役割を期待されていますので、②は正解なんですって。

スクールカウンセラーの中心的な業務について適当でないものを選べ。

① 児童・生徒への専門的支援
② 保護者に対する専門的支援
③ 教職員とのカンファレンス
④ 地域社会への専門的支援

で、スクールカウンセラーになると④の地域社会は入りません。

以上、自分が受験したものを元にまとめたスクールカウンセリングの問題でした。

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過去問で傾向をつかもう

科目名が変わったり、時代とともに内容も変わっていきます。でも、過去問から傾向をつかみ対策を立てられれば大丈夫です。動画やテキストに目を通しておけば、学校で普通に勤務している先生であれば迷うことは少ないと思います。

必修領域

選択必修領域

この中から1科目選びます。

選択領域

この中から3科目選びます。同じ講義なので、選択必修で選んだものと同じものは選べません。しかも、選択領域にしておきながら、やっぱり必修にするということもできません。