「生徒指導と教育相談」です。以前は「現代の生徒指導」という科目名でした。題意が変わらない程度に解釈して掲載しています。ご了承ください。

「生徒指導と教育相談」過去問

次の文章に当てはまる適切な用語の組み合わせを選べ。

文章の穴埋めです。変な言葉を入れると意味がおかしくなります。

 学校が伝達する文化は,社会生活に必要な知識・技術といった( ア)と社会生活に必要な価値・信念・態度・行動様式といった( イ)とに分けることができる。学校の教育活動はこの区分にしたがって,学習指導と生徒指導とに分けられている。

① (ア)規範的文化- (イ)生活的文化
② (ア)認知的文化- (イ)規範的文化
③ (ア)規範的文化- (イ)認知的文化
④ (ア)認知的文化- (イ)生活的文化

 子どもは小学校に入学後、学校による意識的で計画的な秩序と規律をもって社会化されていく。一定の秩序と規律の下で認知的文化規範的文化を習得していく。そういうことで選択肢を考えていくと、当てはまる組み合わせで合っているものは②かなぁ。

次の文章に当てはまる適切な用語の組み合わせを選べ。

問題行動とは,社会の規範に沿った行動や社会的な期待に沿った行動をとることができず,社会的な標準や基準から逸脱した行動をいう。問題行動のうち,社会規範を拒否し,社会に対する反抗・反発といった攻撃的な行動を( ア)といい,社会からの逃避を意味する逃避的行動や非社会的性格に起因する引っ込み思案行動などを( イ)という。

① (ア)否社会的問題行動- (イ)可社会的問題行動
② (ア)可社会的問題行動- (イ)否社会的問題行動
③ (ア)反社会的問題行動- (イ)非社会的問題行動
④ (ア)非社会的問題行動- (イ)反社会的問題行動

 これはサービス問題ですよね。非社会的行動は、社会性に欠ける行動のことです。つまり、集団への不適応行動のことになります。社会性が非ざる行動です。それに対し、反社会的行動は、他人に迷惑や危害を及ぼすような窃盗や殺人などの行為や、被害者が明確ではない喫煙や飲酒、刺青、家出等です。こういう知識でもってこの問題を見れば簡単ですが、問題文にもヒントが隠されていて、わざわざ反抗・反発とか非社会的性格とか書いてくれています。あ、でも迷うなら③か④ですよ。①と②は字が違いますよ。

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友人関係についてもっとも適切なものを一つ選べ。

① 小学校段階の友人関係は,喧嘩別れしたり心変りしたりで,安定することが全くない。

② 特定の友人と深く長く付き合うより,多くの人との広く浅い付き合いの中で子ども達は成長する。

③ 家族関係さえしっかりしていれば,友人がいなくても,子どもは人間関係の経験を十分に得ることが出来る。

④ 大学生になる頃には,異なる価値観や意見を持つ友人とも対等に関わり,違いから学んだり,違いを楽しんだり出来るようになると期待されている。

学習しなくても解けるような問題ではないでしょうか。①のような状態だと学級は荒れていますよね。全くないも言い過ぎです。②のような人生をみんなが歩んでいたら寂しいですね。それこそ人間関係の希薄化が…。③は友人がいなくても良いというような考えにつながっていますね。学校で社会性を身に付けるということと真逆です。ということで正解は④になるのですが、みんなが大学生になるわけではないし…。「大学生になる頃」を信じて選びました。最近は自分と違う価値観の人を阻害したり攻撃する風潮がありますよね。インターネット上の書き込みでも嫌になることがあります。

親・家族とやりとりをする際に教師が心がけるべきことについて適切でないものを一つ選べ。

① 児童・生徒が抱える問題について,理解が深まり,彼らへの関心が広がるように働きかける。

② 児童・生徒の問題だけでなく,彼らが備える能力や資源にも言及することが大切である。

③ やりとりを重ねることで,親・家族と教師の間の相互信頼感を積み上げるよう働きかけることが重要である。

④ 児童・生徒の今後を真剣に考えるなら,親・家族として無責任で楽観的な見通しは早く捨てるように働きかける。

 これも、表現で違和感が覚える選択肢がありますよね。ラッキー!サービスサービス!先生ありがとうと思えれば更新講習は安心でしょうか。①~③はその通りでしょう。④は言葉がきついですよね。「無責任で楽観的な見通しは早く捨てる」って、コミュニケーション以前の問題のような書きぶりですよね。と、私は思うのですが。

いじめの発生について正しいものを一つ選べ。

① いじめの発生は学級の性質とは無関係である。
② なれあい型の学級では,葛藤が回避されるのでいじめの発生率は低い。
③ 管理型の学級では,管理が行き届いているのでいじめの発生率は低い。
④ 満足型の学級では,みなが学級に満足しておりいじめの発生率は低い。

 これもサービス問題ですよね。河村先生のQUを知っていればなおのことです。さて、問題の選択肢を見てみますと、言葉の問題ですが、もし、「いじめは学級の性質と無関係に発生する」とあれば①を選んで良いので迷う問題になります。学級の型に関係なくいじめは発生するからです。

 さて、いじめの発生はQUで定義できる型とは無関係ではありません。リレーション重視でルールが弱いなれ合い型では、いじめの発生率が満足型の約3倍になります。教師主導でルールはある程度定着している。しかし、自己肯定感が低いタイプの管理型になると、同様に満足型の2倍となります。そう考えると、適切なものは④になるのではないでしょうか。

学級アセスメントについて適切でないものを一つ選べ。

① 学級アセスメントにおいては,各種のデータを総合して像を描くことが重要である。
② 学級アセスメントにおいては,次の実践へと結果を応用していくことが重要である。
③ 学級アセスメントは仮説であり,実践に有効な示唆があるとは限らない。
④ 学級アセスメントにおいては,いじめや授業評価など既存のアンケートデータも活用できる。

迷いますか?私は③にしたのですが、後から不安になってきました。③の最後の「限らない」が心を揺さぶります。「限らない」ってなると…。仮説なので確かに希にどうにもならないような事例があるかも…と不安になります。でも、いろいろな学校や自治体単位でアセスメントに取り組んでいるので…。

 結局、迷いましたが私は③にしちゃいました。最初から「どうせ使えない」と決めているような人がアセスメントをすると、結局は不平不満、文句、言い訳が多くなり結局は子どものためにならないんですよね。ちょっと思い当たる節があってイラッとしました。しかも、意外とベテランの方や初任の方に多かったりしませんか?そんなこともあって③にしたんですがどうしても、「限らない」という表現が気になります。適切でないものを選ぶので、限らないの逆は・・・必ず何かヒントはあると捉えればいいのかな。日本語がよくわかりません。

「ヒューマン・コミュニケーション」について適切でないものを一つ選べ。

① 「ヒューマン・コミュニケーション」は面接的な対人関係であり,人類にとって最も古くからあるコミュニケーションの形態である。

② 「ヒューマン・コミュニケーション」は言葉を介さずに身振りや表情など身体の細かな動きによって意味を伝えるという側面を含んでいる。

③ ケータイに依存することは「ヒューマン・コミュニケーション」の能力を高めることになる。

④ 現代の青少年がもっと重視すべきは「メディア・コミュニケーション」よりも「ヒューマン・コミュニケーション」である。

③ですね。携帯に依存して良いことってあるんですかね。携帯に限らず何事も依存は良くないでしょう。

「スクールソーシャルワーク」の歴史について適切でないものを一つ選べ。

① 19世紀末から20世紀初頭にかけて,アメリカのいくつかの都市で移民が増大するなか,貧困家庭の不就学や児童労働といった問題に対応するために20世紀冒頭に始まった「訪問教師」活動がスクールソーシャルワークの源流である。

② アメリカの「訪問教師」の役割は,子どもの問題を探るとともに,状況を改善するために家庭・学校・地域の連係をはかることに焦点づけられていった。

③ アメリカの「訪問教師」は1940年代には「スクールソーシャルワーカー」と呼ばれるようになった。

④ 日本では貧困家庭や長欠児童対策として地域を廻るような「訪問教師」の歴史はこれまで全国どこにもまったく存在しない。

これは学習をしてないと良く分からない!でも④じゃないかな。「全国どこにもまったく存在しない。」という表現が「これです!」と教えてくれているような気がします。文科省も動いているので存在しないってことはないはずなので、④だよね!④にしよう!

 なお、ここに掲載した回答は公式なものではありませんし、テキストとビデオ視聴でしっかり学習をして自分の責任でもって問題に取り組んでください。

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科目名が変わったり、時代とともに内容も変わっていきます。でも、過去問から傾向をつかみ対策を立てられれば大丈夫です。動画やテキストに目を通しておけば、学校で普通に勤務している先生であれば迷うことは少ないと思います。

必修領域

選択必修領域

この中から1科目選びます。

選択領域

この中から3科目選びます。同じ講義なので、選択必修で選んだものと同じものは選べません。しかも、選択領域にしておきながら、やっぱり必修にするということもできません。